家具のお手入れ、いかがされてますか?②

東日本大震災の影響がまだまだ続いておりますが、

皆様、いかがお過ごしでしょうか?

前回は普段の家具のお手入れ方法について紹介しました。

第二回は家具の傷などのお手入れ方法です。

 

家具を使っているとやはり傷や汚れが付きがちです。

デスクやダイニングテーブル、TV台なども知らない内に引っかき傷が

付いてしまっているのに驚いたりしますよね。

表面の塗装が削れて地の色が目立ってしまうと気になってしまうものです。

今回の地震で物が落ちたり、割れたりと家具に傷が付いてしまった方も

いらっしゃるかもしれません。

 

そこで、アビターレでも使用している補修剤で簡単にお使い頂けるものをご紹介します。

 

先ずはペンタイプの簡単な補修剤。

◎「住まいのマニキュア ミニ」 ¥2,310 (10色セット 参考価格)

 

 

筆ペン先仕様で細かい部分などにお薦め。

写真はミニタイプの10色セットになっているものです。

重ね塗りや木目を書き足すことも出来、家具だけでなくフローリングにも使用出来ます。

 

直接ペンで傷をなぞれば簡単に消えます。

濃い色を選んでしまうと逆に浮いて見えてしまうこともありますので、

目立たない処でお試しになるか、薄い色から入れて様子を見ていって下さい。

 

    
  before                                                                  after
   

 

アビターレで主に使用しているのは、「ダークオーク」、「ダークブロンズ」、

「ナッツブラウン」、「マホガニー(主にチェリー仕上げに)」の4色です。

東急ハンズなどの大型店舗では1本ずつでも販売しておりますので、

お持ちの家具の色に合わせて購入されてもいいと思います。

 

 

広範囲での補修には…

◎「レストアフィニッシュ」 236ml  ¥2,900 (税別)

 

 

アメリカ、カリフォルニア州にあるHoward Products社から出ている商品。

熱による輪染みや水滴痕、引っかき傷、色褪せなどに効果があります。

薄い色から濃い色まで9種類ありますが、アビターレのFGやチェリーなどの

茶色の家具には「ダークウォールナット」色が適しています。

使用方法は簡単。柔らかい布に適量取り、傷に塗るだけです。

 

薄く伸ばした後、よく乾かしてください。乾拭きをして、布巾に色が付かなくなればOKです。

 

     

  before                                                                    after        

 

リブレリアの本棚に試してみました。(上写真)

本やファイルを出し入れする際に細かな傷が付いていたのですが、

一塗りで傷やくすみも無くなり、ツヤが出ました。

(一度でなかなか色が入らなければ、2度、3度塗り重ねて下さい。)

 

 

ご注意!!!

 

・ワックスやニスに近い臭いがありますので、換気をしてお使い下さい。

・こちらはポリウレタン塗装にはお使い頂けません。

・乾く前は服などに色がついてしまう恐れがあります。お気をつけ下さい。

・物によっては色が入らなかったり濃く入ってしまうこともあります。

必ず目立たない処でお試しになってからご使用下さい。

 

 

なかなか色が入らないという方・・・

事前にワックスで拭いてしまっていると上記で紹介した補修剤がはじかれ、入っていきません。

その場合、アルコールで軽く拭いていただくとワックスを取ることが出来ます。

ワンちゃんのオシッコなどがかかってしまっていたのに気が付かず木が黄色に

変色してしまった、食べこぼしが付いて取れない…などの場合もアルコールで

取り除いてから着色すると綺麗に色が入ります。

 

ご注意!!!

 

・アルコールというのは保健室などにある「無水エタノール」のことです。

・直接家具にかけるのではなく、必ず柔らかい布などに少量取ってお使い下さい。

 

 

上の方法が全てにおいて完全というわけではございません。

今回ご紹介したものは、浅い傷やくすみを消す方法です。

大きな打痕や深い傷についての補修などはアビターレにご相談下さいませ。