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ABITARE LOOP誕生!

2019年9月17日

アビターレはアビターレループとして生まれ変わりました。

独特な木の風合い豊かな家具を作り続けたイタリア・マルケッティ社。

日本総代理店だったアビターレは、アビターレループとして

リユース品の御紹介を致します。

「生活環境の変化などの理由で家具を手離したい」というお客様から

「予算があえば希少な本物の家具を手に入れたい」と思われるお客様へ。

ABITARE LOOPはその橋渡しをするために誕生しました。

LOOPには人、家具、思い…ご縁が輪のように繋がりますようにという願いが込められています。

 

リニューアルしたHPはこちらをご覧ください。

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K様と一緒に Libreria ! リブレリア!りぶれりあ! 特別編 Vol.2

Vol.1に引き続きK様邸の 壁面収納家具リブレリア に施された工夫を見ていきます。
今回は書斎のデスクです。

 

{耐震に対する工夫}

 

①デスクを壁に家具転倒防止器具ガムロックで固定

 

こちらはデスク 書棚部分 の高さがあるので、ガムロックが下から見えません。
TVボードのときと違い、そのまま取り付けています。

 
 

K様邸の書棚は図面の段階から施工までをこのコーナーで見てきました。
詳しくは「K様と一緒に Libreria! リブレリア!りぶれりあ! ①〜最終回」
でご覧下さい。

 

黒板やコルクボードが加わり、使い勝手がさらに良くなっているようです。
「お客様のお家を訪ねました」のときよりもずっと、「書斎」として馴染んでいます。

 

{配線コードや、機器の収納工夫}

 

①配線コードや機器を見えないように、収納スペースを設ける

 

デスク下のスペース。
背板を扉にしました。
ルーターで空けられたホールによって機器の放熱効果もあり、
このホールはそのまま扉を開ける引き手にもなります。

 

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K様と一緒に Libreria!リブレリア!りぶれりあ! 特別編 Vol.1

前回までは 壁面収納家具 リブレリア シリーズでつくった、
書斎のデスクができるまでを見てきました。

 

K様が 壁面収納家具 リブレリア でつくられた家具は、デスクのほか、
ダイニングキャビネット、リビングのTVボード、玄関キャビネット(シューズボックス)、
寝室のチェストなどたくさんありますが、今回はそのできるまでを見てきたデスクと、
それ以前にご購入された、TVボード に施された様々な工夫をご紹介します。

 

リビングのキャビネット、TVボード。
K様のインテリアは「お客様のお家を訪ねました」のコーナーでもご紹介しています。
ご興味のある方は是非ご覧下さい。(今回、TVが大きくなっていました!)

 

この TVボード 部分は下にキャスターが付いており、配線作業などのときに
前に引き出せるようになっています。
壁面収納家具 として TVボード、収納キャビネット、飾り棚などを
一体でつくるケースが多いのですが、オーディオにこだわりのあるK様は、
最初から機器のセッティングや配線のし易さを見越してプランニングされました。
そこで、このように収納部分のキャビネットとTVボードを分けてつくりました。

 

{耐震に対しての工夫}

 

①テレビをキャビネットの背板に固定

 

テレビの裏側です。
配線のときは動かしやすいようにカラビナで留めています。

 

②TVボードをキャビネットの背板に固定

 

テレビ裏側、TVボード を上からみたところ。
TVボード の左右をこのようにカラビナで留めています。

 

拡大したところ。

 

③収納キャビネット自体を、家具転倒防止器具ガムロックで壁に固定
 さらに、インテリアの見た目を重視して、ガムロックを隠す

 

ガムロックはネジを使わずに壁と家具に取付られます。
耐震用の器具としては、 効果の高いものではないかと思います。
K様は見る角度によってガムロックが目立つので、
上の写真のように木製のパネルを張り、上部の壁に付いている部分を隠しました。

 

実際はこのような形です。

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K様と一緒に Libreria!リブレリア!りぶれりあ! 最終回

ざ めーきんぐ おぶ りぶれりあ!
The making of Libreria!

 

①無垢の構造材(横)をゴムハンマーでたたいていきます。

 

②息を合わせて、トンッ!トンッ!力が入るので後ろから支えます。

 

K様の壁面収納家具リブレリアのできるまでを追ってきたこのコーナーも最終回です。
上の写真①・②に至まで、部材を搬入し、開梱、整理、と作業の手順があります。
その後、イタリアの Disegno ( ディゼンニョ ) 図案をもとに組立てていきます。

 

【Disegno例】

 

Disegno

 

 

*このローマ数字入りの図面は、お引越し等でリブレリアを解体・組立する際に役立ちます。
リブレリアを納品時にお渡ししておりますが、もしお持ちでない方は
解体する前に背面を見て頂き、それぞれの部材に刻印されているローマ数字を
お写真を印刷したもの等に転記してから解体し、それをガイドに再び組み立てて下さい。
また部材の梱包に気泡緩衝材を用いる際は、緩衝材の凸部分が塗装面に当たらないよう
裏面を使用して下さい。塗装事故につながる恐れがあります。

(2020年5月記)

 

無垢の構造材の板にはローマ数字(Ⅰ・Ⅳ・Ⅹ)などが入っています。
日本の大工さんが部材に墨で「右上」「左端」などと書くのに似ています。
どの数字の構造材がどの位置に来るか、一目でわかるようになっています。
でも、注意が必要です。
より構造を頑丈にするために、組立て方(順番)に秘密があります。
組立ての順番を間違ってしまうと最初から組み直し・・・とうことも起こります。
では、後は写真で壁面収納家具のできるまでを見ていきます。

 

*①・②は向かって左の扉収納の部分を組み立てています。
次に右の本棚収納の部分、次に中央部を左の扉部へ接続し、最後に全部をつなぎます。

 

③右の本棚収納の部分              ④右左部の柱(棚枠)が完成、次の部材を探します。

 

⑤右の本棚部分の枠が完成したところです。

 

⑥予め壁面収納棚全体を最後に動かしやすくするため、フエルトを貼ることもあります。

 

        

⑦デスク部分(中央部)天板を             ⑧デスク天板をずらしながら、
左の扉部に接続します。                引出し部分の構造材(縦)も組み込みます。

 

⑨扉部分の背板を付けます。
後ろからも人が押さえ、ビスでしっかりとめます。
スタッフは冷房ががんがん効いたお部屋で作業していますが、すでに汗だくです。

 

⑩デスクの天板部分の角に見えるレールは上部に接続する棚のためのものです。
スタッフが作業しているのはスライド棚のスライドレール(ブルム社製・独)
を取り付けているところです。

 

*ここまでで、左の扉部とデスクをつないだ部分、右の本棚部分と
大きく分けて2つの「かたまり」ができました。
次はこの2つをつないでいきます。
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K様と一緒に Libreria ! リブレリア!りぶれりあ!⑤

K様の壁面収納家具リブレリアのできるまでを追っていくコーナーの5回目です。
前回からまただいぶ時間が経ってしまいました。
7月中の施工が8月半ばに延びました。
最終回の6回目(完成写真付!)はしばらくおあずけです・・・

 

さて今回は3D図面で
お部屋にどのような感じで配置されるかをイメージしてみます。

 

壁面をできるだけ利用しています。
壁いっぱいに家具が入いることで、逆にお部屋が広く見えます。

 

入り口のある壁から見たところです。

 

ドアーを開けたところです。
棚は開閉のじゃまにならず、収納を確保できる奥行きになっています。

 
 
 

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K様と一緒に Libreria ! リブレリア!りぶれりあ!③④

K様邸の壁面収納家具リブレリアのできるまでを追っていくコーナーの3回目・4回目
合併号?です。(もうすぐ納品。時間がなくなってきてしまいました・・・)
そんなわけで、今回はちょっとボリュームを多めにおおくりします。

 

☆ K様に赤ちゃんがお生まれになりました!男の子です。おめでとうございます!♪
  ますます書斎(将来はお子様の子供部屋 / 勉強机)の施工、お届けが楽しみになりました!
  このコーナーもあと2回です。

 
 

 

今回は全体的に大きく変わりました。
①全体の収納力を増やすため、サイズを 巾 313cm から 374cm にしました。
②お部屋に入ってすぐ手前にあった 収納キャビネット(ワードローブ) を奥に配置しました。
③奥に配置した 収納キャビネット の奥行きを 48cm から 60cm に変更しました。
④ガラス扉 をなくし、すべて木の扉にしました。
⑤デスク の引出しをなくし、プリンターを置くスペースを設けました。
 さらに、そのプリンター置き場はスライド棚にし、引き出せるようにしました。
⑥PG700シリーズからFG900シリーズへ変更しました。

 

前回と比較してみて下さい。(クリックすると画像が大きくなります。)

 

*PG700シリーズとFG900シリーズの違い。
PG700 は躯体をつくる構造材がガッティチェ(ハコヤナギ)で、FG900 はアルダーです。
どちらも4cm厚の 無垢材 で、良い素材ですがアルダー材はガッティチェ材に比べると
さらに堅く、くるいも少ない素材です。
扉・引出しの面材は PG700 は基本的にはガッティチェ無垢材、
FG900 は イタリアンウォールナット無垢材 です。

 

壁面収納家具リブレリアにはいくつかのシリーズがあります。
FG200 ・ TC300 ・ PG700 ・ FG900 これらは1cm単位でサイズオーダーが可能です。
そして MG800 シリーズ。
FG200 は構造材がアルダーで5cm厚の 無垢材 です。
扉、引出しの面材は イタリアンウォールナットの無垢材 です。

 

TC300 は構造材がアルダーで4cm厚の無垢材です。構造材に飾り彫りのラインが入ります。
扉、引出しの面材は チェリー無垢材 です。

 

MG800 シリーズは仕様が異なります。
MG800 シリーズのみ30種類以上のモジュールを組み合わせてつくるユニット家具になります。
イタリアンウォールナットの無垢材 を使用しています。

 

詳しくはアビターレホームページ 「Libreria」(リブレリア) の項目を是非ご覧下さい。

 

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K様と一緒に Libreria! リブレリア! りぶれりあ! ②

K様邸の壁面収納家具リブレリアのできるまでを追っていくコーナーの第2回目です。
前回の図面をもとに変更を加えました。

 

 

① デスクの巾を63cmから73cmに変更しました。
② 3段引出しのキャスターを取り除き、デスクと一体型に変更しました。
  キャスター付きの3段引出しは移動でき、サイドテーブルとしても使用可能でした。
  K様はサイドテーブルとしてはあまり使わないだろうと判断されました。

 

* リブレリアについて *
リブレリアは4〜5cm厚の無垢材の板(構造材)を
独自のシステムで縦横に組み立ててつくる壁面収納家具です。
引出し・扉もウォールナットやチェリーの無垢材を使用しています。
「無垢材」でしかも1cm単位でつくれるシステム家具はなかなかありません。
特にヨーロッパ産のウォールナットやチェリーの無垢材は、
近頃では手に入りにくくなっており、とても貴重です。

 

K様のリブレリアはPG700シリーズ。
構造材はガッティチェ無垢材です。
ハコヤナギの木です。
扉や引出しの面材がウォールナット無垢材です。

 

次回はさらに デスク ・本棚 ・ワードローブ(小物収納) のサイズを考えていきます。

 
 
 
 

K様と一緒に Libreria! リブレリア! りぶれりあ! ①

このコーナーでは特別にお客様のご協力を得まして、書斎プランをご紹介します。
K様のリブレリアはすでに、数回のプラン調整、
イタリア・マルケッティ社へのオーダーが済んでいます。
お届け予定は7月の半ばとなっています。
実際の商品が届くまで6回にわたって、K様の壁面収納家具 リブレリア が出来るまでを追っていきます。
最終回には実際の施工写真、完成写真をご紹介予定です。

 

K様はご主人の書斎のプランをご相談に来られました。
後々にはお子様部屋にも使えるように、デスク・書棚
ワードローブ・などが付いたプランをご希望です。

 

サイズ 313 x 36/48/60 x 222 cm
素材 ガティチェ ( 構造 / 棚 ) ・ ウォールナット ( 扉 )
タイプ PG700 Mod.1

 

ご来店時にお伺いした内容で、アビターレがプランした最初の立面図です。
K様は季節ごとにご自宅のディスプレイを変えられます。
最初は、ワードローブ部分をその季節に不必要な小物、花器などの収納として使用します。

 
 
 

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